窓まわりの遮熱・断熱! エコで快適なお家時間を楽しみたい

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遮熱・断熱カーテンイメージ画像

お家時間を素敵に楽しく快適に

カーテン通販専門店、INN’Sスタッフが、
暮らしに役立つ小さな気付きとアドバイスをお伝えしていきます。

快適なお家時間のために、快適な室温を考える

2020年3月に出された「緊急事態宣言」以降、お家で過ごす時間が圧倒的に増えた方が多いのではないでしょうか?

 

かくいう私も、ステイホームになってお家で過ごす時間が格段に増えた一人。

そうなってくると、長く過ごす自分のお部屋を今まで以上に快適にしたくなるものです。

 

人が快適に過ごすために必要不可欠な要素の1つが「室温」

 

外がカンカン照りの暑さの日でも、雪の舞うような寒さの日でも、
お部屋の中ではいつも快適な温度で過ごしたいですよね。

 

 

<快適な室温>

夏場と冬場の快適な室温・湿度

 

 

一般的に、人が快適に過ごせるお部屋の温度は、夏場が25度〜28度
冬場が18度〜22度と言われています。

 

寒がりの人、暑がりの人、年齢や体調などによって快適な温度は違いますが、
大勢の人が集まるオフィスと違って、
お部屋は家族や自分だけが過ごすパーソナルな空間。

 

だからこそ、自分が一番快適だと思える温度をキープしておきたいですね。

 

 

快適な室温がもたらす健康

 

お部屋の中で熱中症になってしまうといったニュースも耳にする昨今。

 

室温と健康はとても深い関係にあります。
温度が高すぎれば脱水症状などを引き起こし、
熱中症など命に関わる症状につながる危険性もあります。

 

寒さも侮ってはいけません。
「冷えは万病の元」という言葉があるとおり、
低気温によって引き起こされる体調不良も多いのです。

 

住宅の健康安全性を評価する英国のHHSRSでは、
健康的な室温を21度と定めているといいます。

 

 

<室温と健康状態の関係>

快適な室温イメージ_02

 

 

跳ね上がる光熱費・気になる省エネ問題

 

快適さを取るか節約・省エネをとるか
快適さをとるか、節約・省エネをとるか…

 

お家時間が増えた3月以降は、我が家でもエアコンや暖房器具、サーキュレーターなど
いろいろな物をフル稼働させてきました。

 

おかげで、冬の寒さにも夏の暑さにも負けることなく、
快適なステイホームを送っているのですが、1つだけ困ったことが…

それが「光熱費」!!

 

 

仕方のないこととはいえ、電気代の請求書を見た時は思わず声が出てしまいました。

 

一人暮らしの私ですら、これだけ多くの電気を使っているということは、
家族がいらっしゃるご家庭はさらに大きな出費になっていることでしょう。

加えて、電気の使用量が増えるということは、環境にも悪影響が出てしまうということに。

 

「ヒートアイランド現象」や「ゲリラ豪雨」など、近年耳にする異常気象は、
こういった私達の生活が原因とも言われています。

 

一時的な快適さを求めすぎると、大きなしっぺ返しがきてしまうというわけです。
快適な暮らし・省エネ・節約、全てを丸く収めることは難しいのでしょうか。

 

 

節約&エコ、鍵を握るのは「窓」!?

 

窓周りが節約とエコの鍵を握る
窓周りが鍵をにぎる

 

思いの外高くなってしまった電気代と省エネ問題が気になってしまった私。

 

エアコンなどの家電も利用しつつ、上手に電気代を節約できれば、
結果的に省エネにもつながるのではと考えました。

 

 

お部屋の中で、熱の出入りが一番大きいのが、窓やドアだと言われています。
開け締めや人の出入りなどに伴って、室温が大きく変わってしまうのです。

 

夏の暑さは、外から中へ温められた熱気が入ってくることで発生するのですが、
その熱は約73%がドアや窓から入ってくると言われています。
熱気だけでなく、窓から入ってくる太陽光も室内の温度を、ぐんぐん上げていきます。

 

夜は夜で、日中温められたコンクリートやアスファルトから、熱が放射されます。
日が落ちたあとも気温が下がらないといった「ヒートアイランド現象」が起こっているため、近年熱帯夜の日が増加し、一日中エアコンをつけているといったご家庭も多いと聞きます。

 

 

逆に、冬は室内から外へ熱が逃げていきます。その出口になっているのも窓やドア。
なんと約58%の熱が、外へ逃げてしまっているのだそう。

 

築年数の経った一軒家だと、隙間風が入ってくるなんてことも大いに考えられます。

 

そうなると、どれだけお部屋の中を温めても、全然温まらない、
エアコンやストーブはフル稼働、電気代はどんどんかさむ…
といった、負のサイクルを生み出してしまいます。

 

 

お部屋の温度を快適にする鍵が
「窓周り」にあるということにたどり着いたわけですが、我が家は賃貸なので、
雪国のように窓を二重にするといった「リフォーム」を施すわけにはいきません。

 

また、気温を左右する窓の近くに寄らなければ良いというわけでもありません。
お部屋全体の温度を、適温にすることが一番の目標です。

 

 

 

熱伝導率が室温を左右する

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そもそも、外の温度(暑さや寒さ)は、どうやって室内に影響を及ぼすのでしょうか。

 

真夏日の太陽光線が温度を上げるというのは、とても分かりやすいと思います。
ですが、それ以外に関しては単純に隙間がない限り、熱気や冷気が入ってきたり、
室温が外へ逃げてしまうことはないのでは?と思ったのです。

 

でも、現在の住環境(マンションなど)は、とても気密性が高く窓の近くにいても、空気が入ってきている様子はありません。

 

 

つまり、窓ガラスそのものが、熱を入れたり逃したりしてしまっているのです。

 

ガラス自体はとても熱伝導率が低く、熱を伝えにくい性質を持っています。
ただ、一般的に窓ガラスに使われる厚さでは、その力が発揮されず、
あっという間に外の気温を室内に届け、室内の気温を外に逃がしてしまうのだそう。

 

 

雪国などで窓を二重にするのは、窓と窓の間に空気の層を入れることによって、熱伝導をさらに下げ、外からの熱を伝えにくく、中からの熱を逃がしにくくしていたのです。

 

 

窓まわりの裏ワザ

 

プチプチイメージ画像

これならすぐにでも始められそう


せっかくエアコンで室温を快適にしていても、
窓からどんどん逃してしまっていたなんて…。

 

お金もエネルギーもダダ漏れ状態だったと気づいた私。
外から入る暑さや寒さを「遮熱」することと、内から外に逃げる冷気や暖気を逃さず「断熱」することが大きなポイントです。

 

ここからは、電気代の節約と省エネのために私が調べた、
無理なく始められる窓まわりの裏ワザをご紹介します。
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裏ワザその1 プチプチ(エアークッション)を窓に貼る

 

荷物の緩衝材として使われる「プチプチ」。

以前は、巨大な業務用しか手に入らない…なんてこともありましたが、
今は、ホームセンターや100円ショップで手軽に買うことができるようになりました。

 

 

このプチプチを、窓に貼り付けることで、
窓から入ってくる冷気を遮断し、室内の温度を逃さずに済むのです。

 

プチプチの表面は、空気の入った凸凹で形成されているので、窓の内側に空気の層ができます。
空気は熱伝導率が低いため、外気の温度が室内に伝わりにくくなるというわけです。

 

 

 

<手順>

  1. プチプチを、窓のサイズに合わせてカットします
  2. 窓の内側(貼り付ける側)に除菌スプレーを吹き付け、水分がなくなるまで拭き上げます
  3. 窓の四方にマスキングテープを貼り付けます(剥がす時に痕が残らないように)
  4. マスキングテープの上から、両面テープを貼り、その上からプチプチを貼っていきます
  5. 窓の面積が大きい場合は、マスキングテープを貼る場所を増やしてダブつきがないようにしましょう

 

<Point>

  • プチプチの凹凸がある方が、窓にくっつくように貼り付けましょう。
  • プチプチの凹凸によって、窓の内側に空気の層を作ることができます。

 

<メリット>

  • プチプライスでできる
  • 遮熱性、断熱性が上がるのでエアコンの温度が外に逃げない

 

<デメリット>

  • 見た目があまりよくない
  • 窓の開け締めの時にプチプチが干渉する場合も
  • 経年劣化するので、半年程度で張り替えないといけない

 

裏ワザその2 遮熱シートを窓に貼る

 

ネット通販やホームセンターで購入できる遮熱シートを窓に貼る方法です。
基本的な考え方は、プチプチと同じですが、
各社さん遮熱性・断熱性に特化した仕組みを採用しているので、
より室内の温度を快適に保つことができます。
さらに、お洒落なデザインも増えてきているので、お部屋の見た目も損なわずに済みます。

 

 

<メリット>

  • 遮熱性、断熱性が上がるのでエアコンの温度が外に逃げない
  • デザイン性が高い商品もあるのでインテリアを邪魔しない

 

<デメリット>

  • 経年劣化するので、半年程度で張り替えないといけない
  • 窓のサイズによってはシートが沢山必要なので金額が高くなる

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比較的手軽に始められる2つの方法をご紹介しました。
続いては、既に私達の生活の中に溶け込んでいる
「あるもの」を見直す方法をご紹介します。

 

 

窓の相棒「カーテン」を見直してみる

 

窓の相棒といえば「カーテン」。

 

カーテンは、外からの目隠しや日を遮るためのもの、
と思われている方が多いのではないでしょうか。

 

もちろん、そういった用途が第一なのですが、
カーテンはお部屋の温度を快適にするのに一役も二役も買っているのです。

 

カーテンの見直しポイント① カーテンの長さ

 

カーテンの長さは床から1〜2cmがベスト

ジャストサイズのカーテンを選びましょう

 

今お手持ちのカーテンは、窓のサイズと合っていますか?

 

お引越しなどで、前のお部屋からそのまま持ってきたカーテンを、
とりあえずそのまま着けていませんか?

 

カーテンの長さは、お部屋の見た目を左右するだけでなく、
室温にも大きく関係しています。
窓をしっかり覆うことで、窓から入ってくる熱を遮断する効果(遮熱性)と、
窓の外へ熱が逃げるのを防ぐ効果(断熱性)がぐっと高まります。

 

 

理想的なのは床から1cm〜2cmほど隙間が空く長さ。

 

寒さ防止の観点から言えば、床にしっかりついていた方がもちろん良いのですが、
カーテンが汚れやすくなってしまったり、床に擦れて布の傷みが早まったりするので、床にギリギリつかないくらいの長さがベストだと思います。

 

「オーダーカーテンは高い」というイメージがあるかと思いますが、
今はとてもリーズナブルなお値段のものも多くあります。

 

ファブリック専門店であれば、1cm単位でサイズを調整してもらえるので、
是非それぞれの窓にあったサイズのカーテンを選んでみてください。

 

 

カーテンの見直しポイント② カーテンのドレープ

 

くっきりとしたドレープが遮熱・断熱に重要
くっきりとしたドレープが重要

 

カーテンといえば、クネクネと波打っているのが一般的だと思います。
このドレープ、見た目が美しく、お部屋をエレガントに見せるだけでなく、
室温対策にも大切な役割を担っているのです。

 

 

全くドレープのないカーテンと、
しっかりドレープがあるカーテンでは、全く遮熱・断熱効果が違います。
ドレープのヒダが空気の層を作るので、効果が変わってくるというわけですね。

 

しっかりドレープをつくるためには、
最低でも窓の横幅の1.5〜2倍の長さが必要だと言われています。

 

 

ファブリック専門店のカーテンであれば、
一番美しく機能的なドレープサイズをご提供することができます。

 

 

カーテンの見直しポイント③ カーテンの衣替え

 

お家のカーテンを季節によって替えていらっしゃいますか?

 

多くの方が「No」とお答えになると思います。私もその一人でしたから。

 

 

ステイホームで家にいる時間が増えたことで改めて気づいたのですが、
窓から入ってくる太陽の光は、四季によって変わっていきます。

 

時間帯、温度、色合い、多くの事が変わっているのに、
それを遮るカーテンは1年中同じもので良いのかな…と。

とはいえ、四季ごとにカーテンを総入れ替えしていたら、費用もかかってしまいます。

 

なので、私がオススメしたいのは、
お部屋の中で、一番大きな窓のレースカーテンを、 夏用と冬用で衣替えするというものです。

 

 

今は、レースカーテンでも遮熱・断熱効果の高いものが多く出ています。

太陽光線の強い夏場はUVカット効果の高いレースカーテンを。

冬場は少し厚手で、保温性の高いレースカーテンを。

 

色合いも、夏場は寒色(青や水色)が入ったデザインのものを、冬場は暖色(オレンジや黄色)のものを選ぶと、視覚的な印象を変えることもできます。

 

レースカーテンの布地の種類やデザイン、色等も豊富にあるので、
季節に合ったレースカーテンを使っていくことをオススメします。

 

 

また、半年に一度替えることで、カーテンの摩耗も防ぎ
結果的に長く使うことができるので、エコに繋がります。
パット見の印象が変わるので、気分転換にもなりますよ。

 

お部屋にいる時間が長いからこそ、そういう気分転換はとても重要です。

 

 

カーテン「ワイズ」 カーテン「レースミルフィーユ」
ワイズ
UVカット92.2%
遮熱レース

 

ミルフィーユ
断熱効果率30.4%
透けにくい

 

カーテン「フロリレース」 カーテン「ボイルレージュ」
フロリレース
涼しげな透け感の
オパールプリント

ボイルレージュ
豊富なカラー
バリエーション

カーテン通販専門店「INN’S」のレースカーテンは高機能でおしゃれなデザインが豊富

 

カーテンの見直しポイント④ カーテンの組み合わせ

 

カーテンを選ばれる際、レースカーテンと厚手カーテンを
組み合わせていらっしゃるお家がほとんどだと思います。
これは、外からの目隠しという点で大切ですが、遮熱・断熱という点でも大正解。

 

昼間使うレースカーテンは、太陽の光は通しながら、
熱や紫外線をカットするものがオススメ。

 

夜に使う厚手のカーテンは、夏場の熱帯夜の熱気を部屋に通さず、
クーラーで冷えた室内の空気を逃しません。
冬場、気温がぐっと下がる夜には、温めたお部屋の空気を逃さず、
窓から伝わる冷気が室内に入るのを防ぎます。

 

 

さらに、レースカーテンと厚手のカーテンが二重になることで、
カーテンとカーテンの間に空気の層ができて、さらに遮熱・断熱性が上がると言われています。

レースカーテンと厚手カーテン、それぞれの用途に合わせて、
素材やデザインの組み合わせを考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

カーテンの見直しポイント⑤ カーテンの厚さ

 

カーテン生地の分厚さと二重ポケットが遮熱・断熱の秘密
分厚さとポケットが遮熱・断熱の秘密

 

実は、この厚さが一番重要な見直しポイントと言っても過言ではありません。
分厚いカーテン=遮光カーテンでしょう?と思われるかと思いますが、
遮るのは光だけではありません。

 

カーテンの表地の裏に、遮光性の高い裏地を縫い付けてあるタイプは、
表地と布地の間に空気の層ができるので、遮熱・断熱性が高くなります。

 

その数値は歴然。遮熱効果は、18.9度。保温効果は4.2度。
エアコンや暖房器具の効き方も、全く変わってきますね。

 

エアコンの温度設定は、省エネの観点から言ってもとても大きなポイント。
必要以上に室温を下げたり上げたりしなくて済むので、
電気代の節約&エコにも繋がります。

 

 

遮光裏地つきカーテンの遮熱・保温性能実験結果
圧倒的な差! (画像クリックで拡大↑)

 

 

でも、分厚いカーテンって重たいし、重厚感のあるデザインばっかりのイメージで、
お部屋のインテリアに合わないかも…と思われる方、ご心配には及びません。

 

ファブリック専門店なら、厚手カーテンのデザインも豊富。
色や柄、形など、お気に入りのカーテンが必ず見つかります。

 

 

カーテン「アンヌ」 カーテン「ジュノー」
アンヌ ジュノー
フェミニンで
上品な雰囲気
高級感のある
ジャガード織り
カーテン通販専門店「INN’S」の厚手カーテン。色も柄も豊富だから、選ぶのも楽しい。

 

窓まわりを見直せば暮らしが変わる

 

予想外に増えたお家時間から気づいたお部屋の温度に関するアレコレ。
地球環境のためにも、そして何よりお財布のためにも、
窓まわりを見直して、自分にできる工夫を施すことで、
より快適な空間にすることができたと思っています。

 

普段意識していなかったカーテンだけでも、
こんなに見直すポイントがあったなんて驚きました。
逆にいえば、窓まわりを見直すだけで、節約にも省エネにも繋がるなんて、
今すぐやらない手はありません!

 

ステイホームがどれくらい続くかは分かりませんが、
お家で過ごす時間が、一番心も身体も休まる時間であるということは、
今までもこれからも変わりません。

そのためにも、快適な温度で、健康的な毎日を過ごせるように、
皆さんも窓周りを一度見直してみてはいかがでしょうか? 

 

 

カーテン「スザンナGN」 カーテン「ジーク」
スザンナ ジーク
ふんわり雰囲気の
フェミニンな色柄

 

美しいダマスク柄の
完全遮光カーテン

 

カーテン「ファルべ」 カーテン「ロッサ」
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ニュアンスカラー
が人気の
完全遮光カーテン
ピンクの薔薇柄
裏地付きカーテン

 

 

カーテン通販専門店「INN’S」の厚手カーテン。色も柄も豊富だから、選ぶのも楽しい。

 

 

 

カーテン通販専門店「INN’S」では、

豊富な機能、デザインのカーテンを揃えています。
窓に合わせて1cm単位でサイズ指定できるので、それぞれの窓にあった最適なカーテンを作ることが可能です。
生地のサンプルも無料でお送りできますので、是非一度お気軽にご相談ください。

 

カーテン通販専門店インズ